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4文字拡張子について

国土交通省が電子納品に関する要領・基準・ガイドライン、及び電子納品チェックシステムを改定しました。
平成28年4月1日以降に契約を締結する工事及び業務に適用されています。
その中で、拡張子が4文字のファイルへの対応が改定されました。


以前は、拡張子は3文字でしたので、
報告書のオリジナルファイル等、2007以降のワードdocxやエクセルxlsxは、使用不可でした。
よって、docやxlsに保存しなおすか、lzh等に圧縮するかの選択でしたが、
これからは、バージョンを考慮せずに登録できます。


このことに伴い、CD-Rの論理フォーマットはISO9660(レベル1)からJolietに変更となります。


ただし、この改定は、国土交通省の改定ですので、
他の省庁、地方自治体等は、この限りではありません。


Thumbs.dbのエラーについて

電子納品で「ファイル名(Thumbs.db)が規約外です」というエラーが出る場合があります。
Thumbs.dbはフォルダ内の画像を縮小表示したときに自動作成されることがあるファイルです。
次回の縮小表示のときにこのファイルがあることで、表示のスピードが速くなります。


このファイルは、隠しファイルなので初期値では表示されない設定になっています。
国土交通省の電子納品チェックシステムでは、エラーとなりませんが、
地方自治体によっては、エラーとなる場合がありますので、ファイルを表示させてから、削除します。
PHOTOフォルダ内のPICフォルダ内に存在する場合が多いです。


電子納品では不要なシステムですので、作成しないように設定をすることが可能です。
WindowsXPの場合は、エクスプローラ→ツール→フォルダオプション→表示→
「縮小版をキャッシュしない」にチェックします。

Windows7の場合は、Windowsキーを押してコンピュータを右クリック→
プロパティ→システムの詳細設定→詳細設定→パフォーマンス+設定→
「アイコンの代わりに縮小版を表示する」のチェックをはずします。


国土交通省の電子納品チェックシステムの更新について

3月26日に、国土交通省の電子納品チェックシステムが8.1から8.2に更新されました。
http://www.cals-ed.go.jp/ed_announcement/ (チェックシステムのホームページ)

テクリスの追加と不具合の修正が主ですが、
土木のチェックシステムにおいて、
「CAD製図基準(案)に定められていないレイヤを使用してもエラーが表示されない不具合を修正しました。」とあり、今まで使えていたレイヤーがエラーとなる場合があります。

実際は、「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)」で使えることになっていたレイヤがエラーになる場合があり、注意が必要です。
また、一度、8.2をダウンロードしますと、8.1に上書きされ、国土交通省の最新のホームページから、8.1はダウンロードできなくなっていますので、土木のチェックシステムは早急に8.2にバージョンアップするほうが賢明でしょう。


港湾局の電子納品について

国土交通省の電子納品は、「電子納品チェックシステム」によるデータチェックを行いますが、
同じ国土交通省でも、港湾局の場合は、「電子納品物検査支援システム」によるチェックを行います。

ファイル名で「①」等の禁則文字は、どちらのシステムでも使用不可です。

しかし、全角の「( )」については、「電子納品チェックシステム」では使用できますが、
「電子納品物検査支援システム」では、禁則文字扱いとなり使用できません。

電子納品支援ソフトによっては、「電子納品チェックシステム」を基準に対応しており、
全角の「( )」を自動修正できない場合が多いようです。

また、CAD図面のチェックにおいても、「電子納品物検査支援システム」は、
レイヤ名以外に、線種・線色もチェックの対象となっています。


STRnについて

CAD製図基準の付属資料を見ると、ファイル名の整理番号や改訂履歴は0~9、A~Zと記載されています。
レイヤ名の作図要素のSTRnの「n」も、基本的には0~9、A~Zで良いのですが、
実際、nに対して、アルファベットを使用してみると、国土交通省のチェックシステムでエラーとなる場合があります。


これは、電子納品Q&Aに書かれていることですが、


・道路編:STRFまで利用
・構造編:STRLまで利用
・河川海岸砂防編:STRKまで利用
・都市施設編:STRHまで利用


となっています。


CAD製図基準には、記載がないので、見落とされる方が多いですが、
上記以外のアルファベットを使う場合は、新規レイヤとして追加することになります。
(道路編だけは、完成図でZを使うため、nにZが使えません)


ちなみに、各都道府県で導入されているチェックソフトについては、
この限りではありませんので、新規レイヤとして、追加する必要はありません。


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