SXF仕様では、文字スタイルという情報はありません。ダイナミックテキストで作成し、フォントは、True TypeのMSゴシックかMS明朝を使用します。
SXFの既定義線種を使用します。AutoCADの線種とは定義が異なります。特に、SXF仕様では線種尺度を持つことが出来ません。AutoCADの線種尺度を無視して出力します。よって、見た目が変わる場合があります。
SXF仕様では、要素の線幅を0にすることが出来ません。また、ポリラインの幅は使用できないので、線の太さを使用します。
SXF仕様では、現時点において、3次元仕様はありません。2次元要素とみなし、2次元ポリラインに変換します。
SXF仕様では、スプラインは3次のベジェ曲線のみをサポートしており、クロソイド曲線を表現できません。よって、AutoCADでは、3次のスプラインを使用します。
SXF仕様では、直線寸法・角度寸法・半径寸法・直径寸法の4種類のみサポートしていますが、誤変換する場合があります。SXF仕様以外は、直線・円弧などの図形要素と、文字要素に分解されます。個別に、寸法線・補助線・文字・矢印の色・線幅・線種を指定できません。
SXF仕様では、引出線一つにつき、矢印は一つです。複数の矢印が付いた引出線は、複数の引出線になります。また、引出線のコメントが特殊文字の場合、分解されます。
SXF仕様では、複数行を一つの文字列として扱えません。
SXF仕様では、エクセル・ワード等のOLEオブジェクトをサポートしていませんので、変換されません。
SXF仕様では、サポートしていません。
SXF仕様では、複合図形配置に色・線種を指定することが出来ません。変換時に分解されます。
SXF仕様では、一つのオブジェクトを複数のグループに所属できません。はじめのグループのみ、変換されます。
SXF仕様では、定義済みパターンハッチングは尺度1以外を指定できません。ユーザー定義ハッチングを使用します。
線分、ポリライン、円、スプラインなどの閉じられた図形から面を作成します。変換されません。
SXF仕様では、背景色を保持できません。背景色は黒を前提にします。
SXF仕様では、作図単位はミリメートル(mm)に固定されています。AutoCAD図面の作図単位をミリメートル(mm)以外に指定している場合、図面を作成した単位を選択します。
SXF仕様には、画層に色・画層線種・線の太さ・ロック・フリーズ・印刷の情報は無いので、無視されます。
SXF仕様には、用紙尺度の概念がありません。レイアウト空間から変換する場合は、尺度を1にします。
SXF仕様には、紙の余白の概念はありません。AutoCADの印刷用には、のりしろが設定されているため、用紙がずれて表示されることがあります。
SXFブラウザは、アップデートして常に最新にします。見え方が違う場合があります。
SXF仕様では、レイヤの表示順序を保持できません。また、オブジェクトはAutoCAD作成順に後ろから前に表示されます。
レイアウト空間でビューポートを使って表示させた場合は、モデル空間にあるものは、変換されます。
マルチライン、ソリッド等、SXF仕様に無いものは、変換しません。