NEXCOの電子納品業務だったのですが、NEXCO自体が、すぐに、国土交通省に納品したいため、設計図面は、国土交通省の仕様で納品して欲しい。しかも、NEXCOの物件なので、NEXCOのチェックシステムもクリアして欲しいとの、依頼でした。
NEXCOと国土交通省では、CAD製図基準が違うため、同時に2つのチェックシステムをクリアすることは、 不可能です。だからと言って、NEXCO用と国土交通省用の2つの電子納品図面を作成することは CALSの意味からも不適当なため、イガサキセキュアからチェックシステムを通すための案を複数出して、 NEXCOとの再協議を提案しました。
かなり、複雑困難な事例だとは思いましたが、伊賀崎さんにお願いしたところ、いくつかの方法を明示されました。NEXCOと協議の上、無事、納品ができました。NEXCOが解かりやすいように、P21のA3の出力を、すぐにそろえてもらえたのも、助かりました。
国土交通省とNEXCOでは、図面そのものが違います。図面の大きさやレイヤー、文字の高さ等も違いますから、今回は、無理難題でした。今後、直轄事業も増えてくるらしいので、電子納品の在り方も考えて欲しいところです。